ブラシのキズなんですが、ボディに与える影響はほとんどありません
★くろぶた>ブラシ(※1)は昔からおなじみの素材でいろいろ進化してきているようですが、
ブラシを使うメリットは何でしょうか?
★トレゾー>ブラシのメリットですが「事故が少ない、洗浄力が高い、凍結しないですね 」。
ブラシは材質の性質上、水を吸収しないので凍結はしません。
★くろぶた>実はブラシは「キズがつきやすい」と世間では言われてますが?
★トレゾー>ブラシのキズなんですが、ボディに与える影響はほとんどありません。
塗装面の硬さは鉛筆の芯で言うと2Hぐらいの硬さです。硬さは「塗装面>ポリエチレンブラシ」という事になります。
★くろぶた>ではキズのように見えるものとは?
★トレゾー>塗装面に乗っているワックス層にブラシ痕が入るからなんですね。
塗装面に傷というのは必ず入ります。ある程度の速度で走れば、それ以上の速度の細かい砂や塵がボディに当たりますから。
★くろぶた>ローリングキズと呼ばれ、円形に見える傷ですね
★トレゾー>あれを洗車機のせいにする人がほとんどですが・・・
★くろぶた>では、ここでブラシの進化の過程を紹介してください。
★トレゾー>最初に出たブラシは直径1ミリ程度の円形のブラシでした。
洗車機が出てから数年後、東洋エンタープライズが外国製の洗浄ブラシを搭載した洗車機を発売しました 。
ブラシ断面がX形状のものでした 。それで国産ブラシメーカーは特許を避けてY型のブラシを登場させました。
しばらくはその形状だったようでハイグロー(※2)の頃には星型・先割れブラシが登場しました 。
それからMK精工の超先割れのパーサーブラシ(※3)やダイフクユニックスのリップルブラシ(※4)などが登場 、そしてビューテーでは
スクリューブラシ(※5)と現在に至ります。
★くろぶた>意外でしたね。そんな昔から断面のブラシがあっただなんて。
★トレゾー>断面が出たのは昭和43年ごろですね。
★くろぶた>各メーカー、ブラシに関してはけっこうノウハウが蓄積されていて、今後も進化していく可能性は
まだまだあるような気がしますけど、どうでしょう?
★トレゾー>しかし、ブラシはお客さんのイメージが悪いので一般用には減っていくでしょう 。
ジャスト(JST型※6)なんか見るといい例ですが、布かスポンジしかないですね。 恐らくオルト(SLT型※7)でブラシ選択率がゼロだからだと思います。
★くろぶた>そう言われてみればそうですね。各メーカーの主力機はほとんど布かスポンジが標準です。
★トレゾー>これからは最低グレード機向けの装備になると思いますよ。
クロスはボディにやさしい反面、装備品を巻き込みやすいという弱点が
★くろぶた>布といえばビューテーのソフサス(SFU型・※8)が最初ですけど、ホントは昔からあったそうですが。
★トレゾー>外国製の洗車機には古くからシャーミーと呼ばれる布のような物が装備されていました。
国産では日洗機のフラッシュNO1(※9)に布のような物が搭載されたのが最初です 。その後同社のテンタクル(※10)という機種に
それを進化した物が搭載されます。
★くろぶた>しかし、それは現代の物と違って回転はしませんよね ?
★トレゾー>そうです。回転せずに左右に振れるものでした。 通常の洗車機と違いムラが多く、
先に手洗いしないと駄目だったと聞きます 。テンタクルは友人がバイトしていたスタンドにあったんですが・・・
★くろぶた>1994年にソフサス(SFU型)が発売されました。しかし、最初の頃はいろいろあったようですね 。
★トレゾー>最初はセルサス(RCS型・※11)にアラジンクロス(※12)を搭載してテストしていたようで、幕張にセルサス(RCS型)のアラジンクロス仕様機があったそうです。
アラジンクロスはボディにやさしい反面、装備品を巻き込みやすいという弱点がありました。特にクロスを使い込むほど巻き込み
やすいそうで・・・
★くろぶた>とくにスポイラーやキャリアが危ないと聞きましたが?
★トレゾー>それ以前に多発したのがワイパーの巻き込みです 。それでフロントワイパー対策として、
フロントウインドウでのロール回転を遅くしました。
★くろぶた> ウチの車もソフサス(SFU型)でよく洗車しましたけど、きちんとリヤのワイパーのカバー付けてくれてました。
★トレゾー>リア対策はしばらくかかったようです。現在は逆回転で対応してるとか。FK-2ロゴ入りの専用の
リアワイパー固定具もあったみたいですよ。
あと、アラジンクロスは現在のソフアロールに変わるまでに2回ほど変更しているようです。
★くろぶた>ラジャーST(STR型)、ジィーニーST(STJ型)のSTシリーズの分割で交換可能になった物とオルト(SLT型)で初搭載のサーフロールでしたよね 。
★トレゾー>そうですね。巻き込みにくく耐久性を高めた仕様がソフアロールですね
これからはソフアロールなので、旧型のST系でもロール交換時はソフアロールに変わります。
★くろぶた> 今ではダイフクユニックス、MK精工のクロスもあちらこちらで見るようになりましたけど、それぞれの特徴を教えてください 。
★トレゾー>よくわからないです(笑)MK精工レイジングクロス(※13)は織布ですね。ダイフクユニックスはハイテククロス(※14)が最上位でしたが、
最新機種のニュープロス(※15)でソフトロールに戻してしまいました。ただ一ついえるのはハイテククロスは腰が無いソフトクロスのほうが
よく洗ってくれます。
★くろぶた> あの「特許」の問題はどうなったんでしょうかねぇ・・・?
★トレゾー>よくわからないですね。その手の新聞を読んでいないので・・・洗車機の特許ってのは多岐に渡るんで、
各社の自動洗車装置ってのは微妙に機構が違います。
★くろぶた> ジャスト(JST型)のカタログで見たのですが、旭化成とビューテーはついにアラジンクロスの特許をとりましたね。
★トレゾー>他社がどのように対応するかが問題になります。
事故率が低い、耐久性はある、傷の付かないイメージが高い
★ トレゾー >スポンジはYASUIのフォース(※16)に装備されたソフテックスブラシ(※17)が、最初で
ご存知のとおり外国製です。最初はブラシメーカーはビユーテーに売り込みを掛けたそうです。
しかし、当時アラジンクロスが出て間もなくだったので、つっぱねました。それで業界2位のYASUIへ・・・ 。
クロス機は冬を迎え、凍結等のトラブルに見舞われる事となります その弱点を突いて!スポンジが普及。
スポンジは従来ブラシを駆逐する事となっていったのです。
★くろぶた>さすがにビューテーもスポンジでは最初ではなかった。
★トレゾー>そうです。クロスで売りに出していたので、スポンジとはいえブラシに抵抗があった物と思われます。
★くろぶた>友人のミツビシ・トッポを洗車したときに初めてソフテックスの機械を見たんですが、音にびっくりしました。
★トレゾー>自分も今じゃスポンジですが、欠点といえば「うるさいのと洗浄能力が思ったほど高くない」事でしょうか。
★くろぶた>最近ではYASUIのソフテックスブラシ、ビューテーのスタイロンブラシ(※18)ともにモデルチェンジしていますよね。
★トレゾー>どこのメーカーも騒音対策を行なっているらしいですね。
特にドライブスルー機だとドライバーは不安になってきますから。
★くろぶた>最近はセルフSS増加に伴い、
Dスルー機を見かけるようになりましたが、ほとんどスポンジブラシ機が入ってます。
★トレゾー>事故を考えたらそうでしょうね 事故率が低い、耐久性はある、傷の付かないイメージが高い 。
★くろぶた>他には凍結しにくい、消耗が少ないなど管理のしやすさも一因だと思います。
★トレゾー>いいことばかりでもないですけどね。クロス・スポンジが違いなくこれからの主力でしょう 。
これらは知名度も低く、主流にはなりませんでしたね
★トレゾー>その他の物では、MK精工の今は無き「エアーショックブラシ」というのがあります。
★くろぶた>名前がナイキの靴みたいです。 材質はどのような物なんでしょうか?
★トレゾー>ビニールみたいな感じです。ビニール製のゴザをばらしたような感じで割とやわめではあります。
★くろぶた>ちょっと怪しげですね。
★トレゾー>ああ〜あれ、収縮チューブのやわい版。形状もまさにそんな感じ。当サイトで紹介している通りなんですが、
洗浄力が低いです 。「すぐちぎれます 音うるさいです」 んで、スポンジに変わっていきました。以上。
★くろぶた>あと、他にはYASUIのカクテルライトという梱包テープ系もあるそうですが。
★トレゾー>あれは梱包テープをくしでとかしたような素材です。洗浄音は静かで、結構洗ってくれます。
が、しつこい汚れは落ちません 凍結にも弱いです。とにかく、これらは知名度も低く、主流にはなりませんでしたね。
ノンブラシ機はそれ一台で綺麗に出来るような錯覚をおこさせている物
★トレゾー>さて一部に熱狂的なファンがいるノンブラシですが ・・・
ノンブラシは70〜120kg/cm2の高圧水と特殊洗剤で洗浄するシステムです 。
★くろぶた> 最近は一部メーカーがぶら下がり健康器みたいなのをリリースしていて注目されていますけど、
実際はどうなんでしょう?
★トレゾー>ぶら下がり健康器は手洗いサポートマシンでノンブラシ機とは一線を画すものですね。
ノンブラシ機はそれ一台で綺麗に出来るような錯覚をおこさせている物です。
ぶら下がり健康器はそれ単体では汚れは落ちませんから。
★くろぶた>今の洗車機では高圧スプレー、クリーマーなどが手洗い用OPが出ていますが、普及しているのでしょうか?
★トレゾー>付いている洗車機はよく見ますが、実際使っているところはあまり見ませんね 。
所詮ショー効果ぐらいな物なんで、予備洗いのほうがよっぽど効果的でしょう 。
こちらではララックとかハンディ泡洗浄機を手洗い用に使っている所の方が多いです。
★くろぶた>ノンブラシ機といえばビューテーのスプリーム(※19)はどうなんですか?。
★トレゾー>ビユーテーもノンブラシに否定なメーカーなんで、スプリームもそれほど高機能じゃないですね。
他社あたりだとサイドノズル(サイドノズル=スプレーの)も車体に接近するなんて物もありますが、
どうせ汚れは落ちないんで一緒です。
★くろぶた>ノンブラシ機はあくまで手洗い洗車の補助だということですね。
★トレゾー>私もノンブラシ機は否定的な考えなんで、良い所はいわないと思います(無いと思うし)。
ノンブラシ機は所詮手洗いの補助。まあ通常のノンブラシ機はユーザーの評価が低いです 。
★くろぶた>アメリカじゃノンブラシ機が流行ってるみたいですが ?
★トレゾー> アメリカだけに胡散臭さ爆発です 。
深夜の通販でやってたオーリなんてコーティング剤がありましたが・・たいした事ないし。
1年ぐらい持つって・・・一ヶ月で水はじかなくなりましたよ
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※1・ブラシ
昔から洗車機で使われているポリエチレンブラシの通称のこと。
※2・ハイグロー
1981年にビューテー社が発売。1978年発売の本格的ワックスシステム搭載機「グローワクサーミラクル」の洗車対象車種の変更が必要となりこの機種が開発された。
※3・パーサーブラシ
MK精工の先端が細かく先割れしたブラシ。
※4・リップルブラシ
ダイフクユニックス社の特殊ゴムを配合した「W」形断面形状のブラシ。
※5・スクリューブラシ
ビューテ社のブラシ。先端に先割れ加工が施され、洗浄中にブラシが扁平しブラシ内の水を押し出す事によって優しく洗う。
※6・ジャスト・JST型
ビューテー社が2003年に発売した多軸センサー搭載機。グレードはオルト・SLT型より下。
※7・オルト・SLT型
ビューテー社が2002年に発売した多軸センサー初搭載機。OPで薄い水を車にかけて乾燥させる
「アクアドライシステム」という画期的な装備あり。
※8・ソフサス・SFU型
ビューテー社が1994年に発表した従来のブラシに代わり、初めて不織布を洗浄素材にした洗車機。
最近は見かけなくなったものの今でも使用しているSSもある
※9・フラッシュNo.1
日本車輌洗滌機が発売したワイプカーテンと高圧スプレーを利用したノンブラシ洗車機。
ワイプカーテンが振動する事によって洗浄される。
※10・テンタクル
日本車輌洗滌機が発売したフェルトの洗浄素材を使用した洗車機。
上部には短冊切りのフェルトがカーテンの様に
取り付けられ、洗車時には左右に揺れながら洗浄。
※11・セルサス(RCS型)
ビューテーが1992年に発売した当時の最高級機種。
※12・アラジンクロス
ビューテー社が旭化成と共同開発した洗車機用の不織布。現在の物は4代目にあたるソフアロール。ソフアロールはジャスト(JST型)で初採用。
※13・レイジングクロス
MK精工の洗車機用クロス。他社が不織布に対しこちらは織布を使用。
※14・ハイテククロス
ダイフクユニックス社がカネボウと共同開発した超微細特殊繊維を使った洗車機用クロス。
※15・ニュープロス
ダイフクユニックス社が2003年に発売した最新機種。2分割機構のダブルアクションブラシと108対の車形認識センサにより、装備品部分だけを自動回避して洗い残しを最小限に抑える。
※16・フォース
YASUI社が1997年に発表した初めてウレタン製ブラシを洗浄素材にした洗車機。
※17・ソフテックスブラシ
YASUIのスポンジブラシでイタリアの会社が製造。
導入している一部SSでは「イタリアンブラシ」の名で宣伝中。
現在は進化型のスーパーソフッテックスとスパイラルソフテックスの2種類がメイン。
※18・スタイロンブラシ
ビューテー社のウレタン製ブラシ。2001年発売のスーパーグレイタスで初採用。現在はグレーでエッジがスクエア状になった2代目が主流。
※19・スプリーム
ビューテー社のノンブラシ機。ノンブラシ機のため泡スプレーと高圧水による洗浄が基本。
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